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タリーと私の秘密の時間のMelのレビュー・感想・評価

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)
5.0
完璧主義のお母さん達に見てほしいし、子育てを控えるお父さんにも見てほしい。いや、もう全人類に見てほしい(金ローで放送してほしい)🎬

もし自分が将来子育てする立場になったら、また違う思いを抱くと思う💭

イクメンがどーのこーの、育児の役割云々を言う前に、「母」って何?ってことを考えるべきだなと思った。「母は強し」、この言葉の裏にどれだけの苦悩があるのか知るべきだと思うし、この言葉自体がお母さん達にとって重圧になっている。

タリーは結局マーロ自身の若き日を投影した架空の存在だったわけだけど、タリーに任せたつもりが、実は全部マーロ一人でやっていた。完璧主義じゃなくても良いんだよ、完璧な母が良い母とは限らないんだよって、世界中のお母さんに伝えたい。

朝起きたらタリーが作ったカップケーキが置いてあったシーンとか、結末を知ると涙が出る。
タリーはイマジナリー・ベビーシッター。存在しない。つまり、マーロはタリーが作ったと認識していても、実はそのカップケーキはマーロが作ったもの。「いい母親というものは、ちゃんとクラスパーティーを企画して、カップケーキを焼いたりするような人のこと」って自分の不甲斐なさに嘆いていたマーロ。完璧じゃなくたって、必死に向き合っているあなたは素敵だよって抱きしめたくなる( ; ; )
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