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シネマ歌舞伎 阿古屋のuniのレビュー・感想・評価

シネマ歌舞伎 阿古屋(2015年製作の映画)
4.0
一つの舞台を作り上げるまでに、どれだけたくさんの人の手が関わっているのか、シネマ歌舞伎ならではのメイキング映像や、本番の舞台裏も興味深かった。

玉三郎は、ため息が出るような美しさですね〜✨
豪華絢爛な衣装も見どころでした。
重忠を演じる菊之助の男っぷりもなかなか素敵です。
対して、岩永左衞門はお笑い担当。
これは浄瑠璃人形をデフォルメしてると思って良いのかな。
三者三様にひきたて合う、歌舞伎の様式美を堪能しました。

芸を極めるということはすごい事なんですね。
琴、三味線、胡弓を見事に弾き通す玉三郎に感嘆するばかりです。
その難しさから、演じることのできる人間が少ない「阿古屋」、玉三郎の次には誰が挑戦するのか、いつか観てみたいと切に思いました。
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