このレビューはネタバレを含みます
近田春夫の同名ソロアルバムを愛聴する私が
久々に兄弟の歌う姿を見ようとyoutubeを見ると
違う人物があの衣装で・・・
まさか続編が出るとは夢にも思わず、ＣＤも含めて
新作でこれほど興奮した事は長らくありませんでした。
待ちに待って映画を見ました。
あっという間の2時間でした。
この時間の経過の感じ方は見る人によって大きく変わる
と思いますが、30年の時は映像も音も綺麗で迫力を付けました。
ハチャメチャの様で再結成した2人が科学技術で若返り、
ロックの魂を探すと言う基本コンセプトはぶれず、
ロックの魂と言うのが当初は何とも漠然としていましたが、
正しくロック（岩）の破片のような有機物がそれだったので、
分かりやすいです。
途中女性に変身してからの時間が結構割合を占めており、
内容も面白く感情移入しかけた頃に男に戻ったので、
逆に一抹の寂しさを感じさせます。
途中、実際の撮影現場になったり、シンゴがセリフを噛む
シーン（それも演技かも）をそのまま使ったり、物語の外での
おふざけ等は旧作には無い演出です。
劇中音楽も全曲楽しめました。
シンコと夏木マリの歌唱力には脱帽です。
不満はほぼありませんが、兄弟がタイトル曲を歌うシーンが
2回あったと思いますが、どちらもフルコーラスではなかったと
思います。
YOUTUBEで見られるフルバージョンを映画館でも見たかったです。
また希望するなら悲しすぎるラストを
女性記者で変更するのでは無く天使がシンゴのバーに客として
入るシーンの所で終わっても良かったのかなと思います。
それともシンゴの心臓は右にある（旧で判明）から致命傷を
外して助かったでも面白いかもしれません。
今でも音と映像が頭をよぎります。
もう1回見たい。
