このレビューはネタバレを含みます
「ザ・バットマン」トイレをしっかりすまして鑑賞してきました。
最初、バットマン再リブートと聞いて、また映画化するの?ってのが本音で
ティムバートン版の様にコミック寄りな路線も、ノーラン版の様な超リアル路線も、もうやっちゃったし、今回どの方向から描くのか、ちゃんと過去作と違いが出るのか不安だったのですが、
今回の監督「マット・リーブス」は名前聞いたことあるなぐらいで良く知らなかったのですが、フィルモグラフィーを確認すると、観たことある作品は、どれも凄く大好きな作品ばかりだし、予告での横転した車に逆さで近づいてくるバットマンのカッコよすぎのシーンや前評判の高さからかなりの期待値に代わりました。
結果、期待が高すぎたのもあり途中ちょっと時計を気にしたり、さすがにこの暗いトーンでの3時間は、僕には長く感じてしまいました。
デヴィッド・フィンチャーの「セブン」や「ゾディアック」ぽくてミステリーの要素があると思うのですが、僕が理解できなかっただけかもしれませんが、リドラーのなぞなぞがしっくりこないし、そもそも今何を探してるんだっけ?今何の目的があるんだっけ?と話に集中出来るような推進力に、ミステリーの要素がなってない様な気がしました。
なぞなぞのしっくりこないのは、英語圏の人ならしっくりくるのかな?
バットマンは今までの歴代バットマンの中でもダントツで暗くて、キャットウーマンと突然キスしたなーと思って、なんだかなーと思ったけど、キャットウーマンに未練たっぷりな感じが可愛くて、プレイボーイじゃなく奥手なバットマンも良いと思いました。
最後に日本では、津波を連想させるシーンがあることは、告知されてるのでしょうか?もしされているのであれば、僕は知らなかったので、もう少し告知した方が良いのでは?と思いました。