クリストファー・ノーラン監督のバットマンは、娯楽大作としてのエンタメ感やカタルシスもちゃんとあるダークヒーロー映画として好きなので、
本作やジョーカーを観て得られる感覚を求めるなら、DCでも大作でもない、怒りや復讐などを描いた陰鬱とした重厚感のある他の映画を観たいかなぁ。
衣装や車、セット含めて、カッコよさが控えめで、記憶に残りそうな印象的なシーンも控えめだったような。
どこか既視感がある映像。
ただ、2022年のバットマン役はロバート・パティンソン以上のハマり役者も思いつかないし（モデルのカート・コバーンのイメージを押し出しすぎな気がしなくもない）、ポール・ダノはやはり素晴らしい、アンディ・サーキスもいいですね。
ただ、好きは好きでもジェフリー・ライトのゴードン役、あまりに熱く説明的に語りすぎな気がして違和感を終幕まで拭えず。
ついつい、ゲイリー・オールドマンのゴードンと比較してしまう。
