Mott

THE BATMAN-ザ・バットマンーのMottのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。観てよかった!
ゴッサムシティで既にバットマンとして日常的に活動しているブルース・ウェイン。
おそらくこれまでは大きな悪に対しての活動はしてこず、奇妙な存在として警察からは疎まれているような所から始まった。
ある市長選前のハロウィン、現市長が何者かに殺され、その際に犯人からバットマンへ向けられた謎謎とメッセージが残される。殺された市長の子供を父をなくした過去を持つ自分と重ねつつ、なにか不吉な予感を感じ、それを手がかりに次々と起こる殺人と犯人の目的を犯人の筋書き通り、暴かされていく。

犯人は元々孤児で本来正しいことをすべき人たちが、汚職で金を手に入れた事実を知り、それを世間に知らしめようとする。
この行動の根本は元々の境遇が人生をある程度決めてしまい、悪いことをしていないのに苦しい生活を強いられていた過去が許せないという大きな負の感情になってしまったのではないかと想像。自分が手を汚し、捕まることも含めて巧妙に計画を立てた知能犯だったが、その先に何を求めていたから分からない。どうせなら混乱、混沌とした世の中で、隠し事のない世界であるべきという感情だったのだろうか。


いずれにしても目の前の人々を守るバットマンはかっこよく、謎解きもアクションも心理戦も詰め込まれていて、3時間という長さがむしろ嬉しかった。
次回作ありそうな感じで終わってて、とても期待!
Mott

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