たかなし牛乳

なっちゃんはまだ新宿のたかなし牛乳のネタバレレビュー・内容・結末

なっちゃんはまだ新宿(2016年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます


どツボな作品でした

彼女持ちの彼を好きすぎて、彼女であるなっちゃんと妄想の中で親友のように仲良くなるという設定に痺れました

おんなじ人を好きになった彼女達は、たしかに感性や空気感が似ていて「彼」という存在がなくてももしかしたら仲良くなっていたのかもしれない
でも「彼」がいなかったら決して交わることはなかったんだなと考えるとモヤモヤ…

大人になったあきちゃんはある日、妄想で親友になったなっちゃんと思わぬ形で再会をするのですがそのことを彼に話しても「なっちゃん?どのなっちゃん?」と当時のことは完全に忘れている様子の彼
妄想で親友になったなっちゃんの存在を忘れている彼に 普段は温厚で優しく、しっかり者のあきちゃんがブチ切れるシーンが最高に狂っていて個人的に好きでした

あきちゃんだけは大人になってからも青春の中に取り残されていたのかなぁ

女の子代表みたいななっちゃんの「イダッ」の低音ボイスが聞けただけで私はもうお腹いっぱいです…

ポルタさんの曲もがっちり作品にハマっていてこんなにホカホカの気分で帰れる映画を作ってくれて首藤監督ありがとう…という気持ちでした