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荒野の用心棒のプライアのネタバレレビュー・内容・結末

荒野の用心棒(1964年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

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メキシコのある町を訪れたクリント。
そこはギャングのボスAとBが敵対する不安定な町だった。

まず仕事を探すため、ちょっかいをかけて来たAの部下4人を射殺。
その腕を見て、Bはクリントを雇うこととにした。

Bの配下に、腕が立つが極悪のラモンという男がいた。
この男はアメリカ人と取引した際に金を払わずに全員射殺し、
アメリカの警察が来るだろうからAとは一時休戦すると言い出した。

それじゃ商売にならんからなのか、あまり良くわからなかったが、
A側とB側をうまく焚き付けて、夜中の墓場で銃撃戦をさせる。
クリントの想定内だったのかは不明だが、この時Aの息子が人質に取られる。
そこでBに忍び込んでラモンの女をさらってAに渡す。これで報酬をもらう。

この2人は人質交換されることになる。
この時、この女に夫と子供がいるということを知ったクリントは、
夜中にこの女を救出、夫に返して金も与えて逃げさせた。

これがバレてBに捕まって痛めつけられるが、何とか逃げる。
そして序盤から世話になってる町の棺桶屋の助けで棺桶の中に隠れて脱出。
ラモンらはAの屋敷にクリントが隠れてると思い襲撃、全員殺す。

棺桶屋とバーのマスターの助力で町の外で養生していたところ、
クリントの居場所を聞くためバーのマスターがBに捕まった。
クリントはすぐに鎧を着て町へ向かい、ラモンらが迎える。。
クリントはわざと何発も撃たれるが、鎧を着ていたおかげで死なない(場)

最後はラモン以外を全員殺し、1対1となる。
が、敵はライフルなんで当然余裕勝ち、ひとまずハッピーエンド。
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名作と名高いこの映画。
見てみると、雰囲気はいいのだが、画面が暗いせいか、
人物の顔がみんな似てるせいか、ストーリーがよくわからんかった。
だから上記は一部間違っとるかも知れん。

でも昭和くささがいい感じでおもしろい。
棺桶の中に隠れて脱出とか、すぐバレそうなものだが(場)
ラモンに何発も撃たれながらも死なないシーンも、
今の視聴者なら防弾チョッキか何かだろうってすぐに思うはず。
っていうか、何のためにわざと撃たれるんかがようわからんし(場)

心臓からハズれとるぞ、手が震えとるんちゃうの?ってな挑発をしてたが、
挑発が目的なら、後で鎧を見せて種明かしをする意味がない。
だって、クリントが負傷してない=全部見事に命中してた なんやもん。
これじゃあ挑発どころか逆に相手に余裕を持たせてしまうやん(場)

もしラモンがホンマに手が震えてて一発でも狂おうものなら、
足とか頭を吹き飛ばされるで、こいつの武器はライフルなんやし(場)

まあそういう突っ込みどころもこの時代の映画の良さなのでしょう。
この作品のようなイタリア西部劇を、マカロニウエスタンというらしい。
言葉は聞いたことがあったが、初めて意味を知った。
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