ちゃんこなべ

劇場版 ほんとうにあった怖い話2016のちゃんこなべのレビュー・感想・評価

1.8
怖くない&面白くないホラー映画と聞いてヾ(ω` )/
5話からなるオムニバス。"ポンコツ映画のレビューはいつもより丁寧に!"のmyモットーに従い、一話ずつ感想書きたいと思います。

【赤いスカーフ】
「スカーフ返して」
赤いスカーフを拾ってしまったばっかりに幽霊が取り返しにやってくるよ~って話。

オムニバスの1話目って結構身構えるじゃないですか。いくら怖くないって聞いてても、あたしは本当にホラー苦手やからさ、急にバァンって怖い顔アップなるやつとかほんまやめてなって思いながら見とったんですわ。

この幽霊、飛び降り自殺した時にスカーフが絡まって首がちぎれてましてね。そもそも顔ないんですけどね。顔が映るシーンがあったんですよ。「スカーフ返して」って言いながら現れるんですけどね、この「スカーフ返して」が超絶棒読みでね、もうなんやろ「今日のニュースです」ぐらいの感じやねん。いやそんなんじゃ全然怖ないよキミ分かってないなァと思ってたら顔バァン!

顔…

これは…

顔なのか?

5歳ぐらいの子が紙粘土、いや油粘土で作ったようなクオリティ。え?土偶?何これ?通天閣にあるビリケンさんにそっくりなんやけど。女子高生の幽霊やろ?え?と混乱すると同時に、あーよかった。これ多分ほんまに怖くない方の映画やわ。良かった。そう確信しながらほっと胸をなでおろし、この後続く残り4話が少し楽しみになったのでした。


【風呂】
アパートの浴槽の下から前の住民の物がどんどん出てきて気味悪いよって話。

これは個人的には結構いい設定やったと思うんやけど何であんな中途半端な終わり方したんか謎。どう中途半端か書きたいんやけど、何か「うわーー!」とか言って雑に終わったから何が起きたのか意味不明やった…
「前の住民とかその前の住民たちがみんな、次の引っ越し先に持っていきたくなかった物を浴槽の下に置いていってるんだよ」と彼女。その台詞が何か面白くてウワ~!ドウナル!って思ったけど所詮はC級映画でしたね…勿体ない。

【民泊サイト】
自分のアパートを民泊に登録したらお客さん第一号が気味悪いおっさんやった話。

いや~設定面白かったのにもったいないわ~。何でそう持って行ったんや~。
でもこの話に関していえばオバケどうこうより彼氏がクソすぎてそっちが気になったわ。ろくに働かんとフラフラして、挙句彼女のアパート勝手に民泊サイトに登録するって最低すぎるやろ。はよう別れなさいよ…。

【見ている】
おっさん呪ったら死んだwwwって話。

熊のぬいぐるみの頭を切って、その中に呪いたい人間の写真を入れます。そしてそのぬいぐるみをアイロンでジュージュー焼きます。以上の方法で人が呪い殺せるみたいなので機会がございましたらどうぞご利用下さいませ。(但し、後日幽霊になって貴方のもとに現れます)

【あたらしいひと】
子供の遊び道具に中古のタブレット買ったら子供の様子がおかしくなっちゃった!って話。

あたし的にはこれが1番面白かった&怖かったかも!Siriみたいな人工知能アプリに洗脳されていく話なんやけど妙に現実味あって怖かった!ちょこちょこ挟み込んできた奥さんの浮気心みたいなのは正直全く不必要だったけど、世にも奇妙な物語にありそうな感じで良かったです。


以上、5話見た感想ですが、正直あたしはこれ以上の怖さのホラーは見れないし見たくもないので、ちょうどいいレベルだったなあと思います。ホラー好きが見たらDVDプレイヤー叩き割ってしまうかもしれないので要注意。