烏賊飯

咲 Sakiの烏賊飯のレビュー・感想・評価

咲 Saki(2016年製作の映画)
1.6
公開初週の日曜なのに昼間1回のみの上映とかいい感じに役ついてますね、麻雀映画だけに。曲がった心の期待値をガンガンあげつつ観に行きました。原作とアニメは少し見た程度。麻雀のルールはわかる。

開幕文字テロとナレーションで状況紹介。いい感じに寒さが出来たところでキャラ紹介を兼ねたオープニング。アニメなら許される魅せ方だがこれを実写でやられるとまあこっぱずかしくなるね。もちろん大半は本編で活躍しません。

恐れていたコスプレ学芸会的な演出。作り込まれてない衣装、全員とは言わないが棒読み連発、やたら手ブレするカメラ、使い道を明らかに間違えてるCG、後出しジャンケンこと回想での足し算。あくまでもファンタジーなのはわかっているのにそこへ没頭させようとする様子が見えない。せっかく可愛い人たち使ってるのに魅せ方もイマイチなので女の子としての魅力もほぼない。

麻雀として。王牌から嶺上を下ろしてないあたりで麻雀自体を監修してる人がいないんだろうなあと疑ってしまう。裏ドラ見るときに隣の牌崩しすぎだし、山の斜め具合は申し訳程度で牌取りづらそうだなーとか思ったり。こういうところだけでもしっかりしていれば麻雀として楽しめたのに。あとレア役頻発してたけど麻雀ルールわからない人はついていけるのだろうか。

観終わってから気付いちゃったんだけど、ドラマ化もしていてその1シーンを映画にした感じなのね。いやそれが悪いとは言わないけど、せめて1本の映画として完成してほしかった。そのくらい前後が適当すぎる。まあ踏みに行った地雷だし。
烏賊飯

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