ユウジ

亜人のユウジのレビュー・感想・評価

亜人(2017年製作の映画)
3.6
原作未読のアニメ視聴済み。ただリアタイだったから内容ほぼ覚えてなかった。
「死というリミッターが外れた時の人間の恐ろしさ」が色濃く表現されてて、個人的にとても好きだった印象。

冒頭の混戦に期待値を高められ、VFXによるIBM戦にもワクワクし、さぞかし面白くなっているのだろうと思ったが、HIKAKINの登場により若干萎えました。

キャスト見た時は主役級揃えられてて凄いなというのと、平均的に原作より若くて「ありえないだろ」とか思ったけど、すぐに慣れたし、なんなら綾野さんは佐藤にそっくりに見えてきて驚いたし、清々しい笑顔や演技には笑った。昔に比べ滑舌も良くなってるし。
ただ不満が無かったわけではない。特に川栄(下村)さんはないなぁって思ったかな。

余裕で手足切り落とすし他殺や自死してるのにG判定って事は何かしら軽減してるのか?って思ったけど「直接的に映さない・血が少なめ」ってだけでしっかりむごくグロかったです。特に刃物系苦手な自分にはリセットの瞬間キツかった…

アニメ2クール分を2時間にまとめるのは、ほぼ不可能と言える中で、キャラ数削減や展開の大幅カットと節々のオリジナル展開を駆使し原作未読勢でも楽しめるようなまとめ方になっていたし、一映画として完成されていたと思う。

ただ、IBMに関してや再生の仕組み、キャラの背景等、全体的に説明不足感が否めなかった。
その分テンポがバカみたいに良い。
サクサク進んでスッキリしてるし、アクションシーンの見せ方とBGMが良い。
後半の展開は個人的には好き。ただ、
ラストはさすがにオリジナルがすぎるぅ!
相変わらずの続編匂わせENDでした。
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