2017年5月27日公開。 監督・脚本は河瀬直美。
視覚障がい者のための映画の音声ガイドを製作している女性(水崎綾女)が、視力を失いつつあるカメラマン(永瀬正敏)と出会い、色々考えるお話。
ミス・インドネシアって言われたら信じちゃいそうな、彫が深い水崎綾女が可愛いしエロい。 前髪パッツンでロングヘアという、初期の上原さくら(1995年頃)を彷彿とさせる髪型も素晴らしい。
河瀬直美監督らしく生々しい映像と、全然カッコ良くな日常の老人とかを映すエグさ、そしてストーリーの重さがズシズシ胸に響いた。
視力を失う事の恐ろしさがヤバいくらいにリアルに描かれていたので、生きてるのがまたひとつ怖くなりました。 カメラマンの仕事仲間の人間性の終わってる感じも、すごい嫌です。
唐突にキスとか全然いらなかったと思うのだが、あれは観客へのサービスなんだろうか? 恋愛っぽい展開をする必要があったんだろうか・・・。 その辺は全然理解出来なかった。
「光あるうち光の中を歩め」ってトルストイの小説があるけど、人生はやれる時にやれる事をやっとかないといけないんだなと、メメント・モリな気持ちを思い出したりもしました。