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「光」に投稿された感想・評価

河瀬監督の作品はリアルな描写で、考えさせられる題材でとても好きです。
『朝が来る』『あん』に引き続き鑑賞。
苦悩して音声ガイダンスの内容を修正に修正を重ねるも、盲目者達の厳しい意見に悔し涙するシーンにぐっときました。
あと永瀬正敏の役の最後の光が消えるシーン…あれは当事者じゃないと分からない本当の絶望感なんだろうなと。
これはラブストーリーなのか…?ラブストーリーだとしても、甘々なぬるいシーンはないです。
みく

みくの感想・評価

3.0
最初、暗そうと感じたけど
見て良かった

できる事
出来ない事
病人の自分が、どうしたいか
お世話される側の卑屈だったり、遠慮してしまう気持ち

感じるものがあった。

友達のススメがなければ出会わなかった作品
監督・脚本 : 河瀨直美の弱視の男性写真家と、視覚障害者用に映画の音声ガイドを制作する女性の交流を描くドキュメンタリーヒューマン作品。

第一部 : 河瀨直美監督「あん」の監督の人か、おっ!水崎綾出演、ラブストーリーで鑑賞
第二部 : テレビで放送、脇見再鑑賞

二部構成でお送りします。

【第一部】
視覚障害者用に映画の音声ガイドを制作する女性をドキュメンタリー風に撮った作品(手持ちカメラで撮っている箇所が多々有り)。

この職業にピックアップした河瀬監督本当にすごい。

上映前のディスカッションでピリついた感が良い。彼らにとっては耳から入る情報が全てで勝負なんだ。まさに声に表情があるだな。

綺麗な故郷や都会の映像が良い。森、風になびく木、焚き木、実家の家屋。夕日の海、マンション、歩道橋、電車が通る街並み、青空と雲。

中森雅哉(永瀬正敏)には、分からない情報、無くした情報、音声機能による機械に教えられる情報、目から入ってこない景色の情報、光も闇も上も下も右も左も分からない視覚的情報、生きているだけでまるで地獄なのか。そういえば地獄は漆黒の闇だな。闇から逃げれない者。

尾崎美佐子(水崎綾女)のシーンは光と影のコントラストが良い。陰影がエグい。父親の事もあったし、今後の母親の事もある。彼女にも闇(介護)が近づいてきてるのだなぁ。闇から逃げる者 or 光へ逃げたい者。朝と夜の間は夕方か、なるほど。

北林監督(藤竜也)の、生と死の説明。
生は光で死は闇なのか。いや、生きて行く者はそう言う考え方かもしれないが、先が短い者は光とか闇とか無いのかもしれない。無。無色。

中森雅哉(永瀬正敏)のローライの二眼レフを取り戻しに行くシーンは圧巻。演技がエグい。ヤバすぎる。ローライの二眼レフ=心臓=信念=概念=プライド、なのか。光と闇が交わるときローライの二眼レフを捨てる。感動。

尾崎美佐子(水崎綾女)の母親を探しに行く時ぬかるみに足を取られる。もがき苦しみ一歩また一歩足を引き抜く。彼女は決めた前に進むことを。夕日を眺める母親と美佐子。感動。

ラストの樹木希林のナレーションは声だけで圧巻。まさに声に表情があるだな。
視覚と言う要らない情報が私達には入りすぎているのかもしれない。

【第二部】
難解な作品を見るときによくやることが2つある。

1つは聴覚を殺すこと。
もう1つは視覚を殺すこと。

聴覚は音をミュートにして見る方法で、視覚は画面を見ずに音だけで見る方法。

今回はたまたま以前見たこの作品が深夜のテレビで放送されていたのを、違う事をしながら脇見鑑賞(音だけで見る方法)していた。

この作品普通の作品以上にわざと音に色を付けている(音をクリアにしている。音のボリュームを上げている。加工されている。)と思われる。

中森雅哉(永瀬正敏)は2次元の狭い空間世界観から3次元の自由な空間世界観へ解き放たれた。
その自由な空間は時には不自由さを感じるだろう。
自由だからこその不自由さなのだ。
目が見えているからこその不自由。
目が見えないからこその自由。
目が見えているからこその自由。
目が見えないからこその不自由。
これは目が見えている私たちも同じことだと言える。
目が見えなくても見えていても生きていく不自由さは同じだ。
信念、概念、プライドの雑音が無くなったとき(無色)解き放たれる。
信頼できるものがそばにいる事によって自由な空間を獲得できた。

鑑賞後パッケージの二人の間に指す光を見て確信した。

彼女が「活きる糧」「心の支え」「希望」「救い」「光」なんだと。

オープニングで見せる「光」の字体、エンディングで見せる「光」の違いが分かった。

作品がいまいち駄目だった人へ

今までの常識が崩壊した時
体が五体満足で無くなった時
会社を解雇された露頭に迷っている時
両親の介護に迫られてる時
愛する者が亡くなった時
地獄に叩き落とされた時
救いの手が差し伸べられた時

時が流れ時間が経った時に、再度この作品を見て欲しい、感じ方が変わっているはずだ。

①鑑賞年齢40代
②心に余裕鑑賞なし
③思い出補正なし
④記憶明確
きっとすごくいい映画なんだろうなとは思いますが、河瀬直美の作品は深くて難しい。


2021…82(18)
和久

和久の感想・評価

3.3
視覚を失いつつある写真家と、視覚障害者のための映画の音声アナウンスを考える女性との話し。音声アナウンスは視覚障害者にとって、非常に重要な役割があることがわかる映画でした。説明しすぎても、説明が足らなくても作品の意図が伝わらない。当初は作品に対して2人の意見がぶつかり合うけれど、妥協せずに一つの作品を作り上げていくところが印象的でした。
たまたま深夜に地上波でやっていたのを録画視聴。美しい映像にドキュメンタリーチックな演出、役者さんの自然な演技と、今作も河瀬監督らしさ全開の作品。
「あん」や「朝が来る」はダイレクトにメッセージが伝わってきたがこの作品は割と観る側の読み解く力が必要かも。
Hana

Hanaの感想・評価

3.3
ラブストーリーにする必要あるのかな
音声ガイドの仕事に興味が湧いた
押し付けがましい言葉
やってあげているという気持ち は伝わる
目が見えなくなる怖さ、不安
らは

らはの感想・評価

4.9
息を呑むようなひと時を味わえる映画。
心で映画をみたいと思わされた。
是非、作中の映画鑑賞シーンは目を閉じて、感じてほしい。
hmsuga

hmsugaの感想・評価

3.3
淡々とし過ぎてとっても眠りに誘うような
ドキュメンタリー調の演出。
この世界観が好きな方にとっては良い作品なのだろうがあまり響かなかった。
ちいこ

ちいこの感想・評価

3.8
光と音が効果的。シーン一つ一つの余韻というか、空間を感じられる作品。じんわり心に広がってくる。
それこそ想像力を問われているのかな。
カメラを捨て、白杖を持つ。執着を越えた先に見えた光。その光が希望であってほしい。
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