たかはしけいこ

光のたかはしけいこのネタバレレビュー・内容・結末

(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

人間の執着心、というものがリアルに表現されていた。

持っていたもの、大切だったもの、もう戻ることはないものに対する執着心、闇。

光=視界からの光
というだけではなく、そんな執着心の闇の中で前が見えなくなっている状態から、新しい希望、生きる目標=光を生み出す。

人によっては、恋愛要素いらないんじゃないか、お父さんは結局なんだったんだ、などの意見があったけれど、それがあることにより、より人間よ執着心が見えていた気がする。

ないもの、もう戻らないものに対する、執着心。

ここで描かれているハンディを抱える人、というのは、盲目の人を指すのではなく、心にちょっとした傷を負って前が見えなくなった人の事を指しているんだと思う。