このレビューはネタバレを含みます
シリーズもついに5作目
1作から徹底している若手俳優たちのリアリティ溢れる迫真の演技は健在。とくに最後の最後に裏切られる池田純矢さんの演技がとても印象的だった。全員経験者ということで撹乱や騙し合いもかつてないほどに白熱していた上に、初期の頃にあった”殺してください”設定が復活(しかも拳銃かと思いきやまかさのナイフ)したこともあってかなり盛り上がる内容になっていた。また、今回の主人公は恋人陣営にいる人狼、生き残ることはなんとなく察していたが、彼女自身の個人的な事情が絡む展開だった関ので、”どのような形で生き残るか”という点が最後までわからずとても面白かった。また、”運営サイド”の人間や”運営サイドを見た経験者”が出てくる他、ラストでは彼女自身が運営サイドに移る構えを見せる等、前作で型を破った余波も踏まえてあったので、今後シリーズがどうなって行くのかとても楽しみ。あとこのシリーズは、”人狼が襲う物音は聞こえない”という暗黙のお約束があるように思う(笑)
