同監督の500日のサマーも大好きな映画だけど、今回はまた違った良さがある作品。
いつの間にか 親子 と錯覚してしまうけど、実は本当の親子じゃない２人。
dadじゃなくフランクと呼ぶメアリー。
親が1番に子どもを愛するのが当たり前、親に愛されていないと可哀想 という概念を大きく覆していく。
それを病院のシーンですごく痛感する。
産まれたことを喜ぶのは親だけじゃない。
親ではなくても、無償の愛を注いでもらうことでメアリーのように素直で優しい子どもに育つのだと。
数学のように答えが出ないのが子育てで、1人の人生を背負うということは簡単なことじゃない。本当にこれでいいのかと迷うこともたくさんあるけど、<愛する>才能を持った2人はきっとこれから先もずっと幸せに過ごしていくんだろうなぁ。
最初は表情の変化がほとんど無かったが 徐々に コロコロと表情を変えるメアリーが見れて、すごく愛らしい。
手足が長いからか顔が綺麗だからか、あの歳で色気さえ感じるメアリーの演技力はこの映画の良さを更に引き立てていた
