せつ子

gifted/ギフテッドのせつ子のレビュー・感想・評価

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
4.8
大好きな500日のサマーのマークウェブ監督だったので観た。

物語は能力を生かすべきか?普通に育てるべきか?で揺れ動くが、本当は答えはもっとシンプルで、自分の「好き」を大事にして生きたらいい、ということなんじゃないかなと感じた。それはきっと、メアリーだけじゃなくてフランクもだし、お母さんやお姉ちゃんもそうだったんじゃないかなぁ。

メアリー役のマッケナグレイスがとってもキュートで、不満げでふてぶてしかったかと思えば無邪気に笑ったり、表情がコロコロ変わって悩殺されてしまう!

フランクの子育てと、メアリーの育ち方が清々しい。音楽もいい。

さりげない描写の中でもキャラクターのバックグラウンドがしっかり描かれていて、対立する母親も悪役というよりはバックボーンを持ったひとりの女性として、その人の人生と人格形成を想像する余地があって良かった。
せつ子

せつ子