み

gifted/ギフテッドのみのレビュー・感想・評価

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
4.4
才能は人生の一部に過ぎないのに、狭い世界で「才能こそ自身の価値だ」と思って疑わないまま大人になると、人生そのものが才能に振り回されてしまう。自分も周囲も「才能の奴隷」になってしまう。

その状況は、子供じゃなくて周囲が仕向けてる。周囲が「自身のなかにある呪い(劣等感やら傷つけられた自尊心)と向き合わず大人になれば、無意識にも意識的にも他人の才能にそんなヒロイズムを期待してしまうんだろう。才能はそのひとの人生の構成要素の一部に過ぎないのだから、自他共に才能にひれ伏すべきではないと思った。

良い映画だった。
み