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相棒 劇場版Ⅳ 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断のpenのレビュー・感想・評価

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ドラマ版を見始めたのもシーズン14からで、映画版もちゃんと観たのは本作が初めての自分なのだが、結果として中々に満足出来た。
事件のトリックの意外性よりも「なぜ犯人はこんなことをしたのか?」ということに焦点を絞った構成で、複数の登場人物達の視点が並行で描かれ物語は展開されていく。話が進むにつれて哀愁漂う雰囲気が増していくけど、犯人グループの視点のドラマもあるので唐突感は無く、割りと呑み込みやすい。

中盤の回想形式で描かれるある映像やクライマックスの銀座パレードの模様は素晴らしく手が込んでいて、ただのTVシリーズの延長線としての映画じゃないんだぞ、という気概を感じ、そこはやっぱり東映の底力だなと思った。ここのVFXチームは本当に凄い。

シリアスだけでなく笑いもあるし個人的にテンション上がる徒手空拳のアクションもあったりして、万人にウケる娯楽作に仕上がっているように感じた。
前3作との比較は出来ないですがここまではいえる。
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