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ブラック・ビューティーのYSKのレビュー・感想・評価

ブラック・ビューティー(2016年製作の映画)
2.9
かつては親友同士だったであろうふたりの女優、おばが所有する別荘へ療養にきたはずがいつしか修復できないほどの溝ができてしまい…というお話

やや儚げなベスと快活そうなアンナ、ベスのおばが所有する別荘にふたりで遊びに来るほど仲が良かったはずなのに、ベスにだけ映画仕事が入りCMも決まり道中のダイナーでサインを求められるほどに差がついてしまったことでアンナは素直にベスの成果を認められず僻み嫉み不快感を押し殺し、さりとてベスもアンナにたいし「運が良かっただけ」と言いながらナチュラルに煽り、なんていう目に見えないバチバチした衝突を見事に描いていた前半は非常に良かったのですが、後半いよいよ仲違いがどうしようもない軋轢を生む段にいたってはちょっと空回り、というか演じる女優が逆のほうが良かったんじゃないかな?

抽象的になってしまったことも含め終盤が残念でした
途中までは本当に見事だったと思うんですけどね
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