めあり

話す犬を、放すのめありのレビュー・感想・評価

話す犬を、放す(2016年製作の映画)
3.7

ある日突然、レビー小体型認知症にかかった母親と
売れない舞台役者をしている娘の話。

レビー小体型認知症とは、
しっかりしている時と認知症な状態を
交互に繰り返す認知症。

身近ではないけれど、
誰の親にも起こりうる病気
そんなテーマを取り上げているのが
素晴らしいと思いました。

なぜ認知症に介護が必要なのか
付きっきりにならないといけないのか
その理由がよく分かりました。

不思議とNHKの教育テレビの番組を彷彿とさせる内容です。

それだけに留まらず、
映画業界の中で子どもを持ちながら働く女性監督の様子、
先に売れ始めた旧友の役者への複雑な感情など、
社会問題に触れている点も好感でした。
めあり

めあり