炙り焼きカワハギ

拷問男の炙り焼きカワハギのレビュー・感想・評価

拷問男(2012年製作の映画)
2.1
拷問準備は50分頃から、開始は55分過ぎから。

あらすじで復讐譚かと思ったが、犯人探しの過程などはなく雑に犯人を知り、雑に監禁し、拷問。終わり方はまあ妥当かな。どんな時も娘ちゃんが最優先。

見てて「絶対コイツが殺ったろ」と思った奴が普通に犯人。
前振り50分は長いと思ったが、最後まで見るとまあ完全に不要とまではいかないかな…?誕生の瞬間から成長過程と、殺害後の日常生活はもう少し省いても良かった、かもしれない。

拷問はクソ痛そうで凄く嫌。事前にどこをどうするか調べて、計画を立てて実行しているのが、快楽犯ではなく狂気でもなく本気の憤りを物語っているようでなんともつらい。途中でうっかり死んだりしないように気を配ってるのも嫌。
マジで人間ってこんなに生きてるもんなの?嫌すぎる…

タイトルとポスターからB級スプラッタ感が漂いまくってるが、最後の報道音声からも察せられる通り、小児性愛・性犯罪の刑罰が軽すぎることに対する問題提起的な、案外社会派な作品。相変わらず邦題ってカス。
ディレクターズカット版では更に社会派マシマシらしい。拷問シーンは据え置きらしいが、全体的に説得力が増すので見てもいいかも。

悪くないけどもう見たくないのでこの点数。出来映えなら3.5くらい。
後味悪いのでNG集とかが見たい…