拷問大好きサイコ男がターゲットを決めて次々と色んな拷問していく娯楽ホラーだと思ってたから、かなりシリアスな作品でビックリ。
普通の男が最愛の娘を殺されて、犯人をじっくり拷問。
その犯人が実の弟なんだけど…もう本当にクズすぎて…
ただの快楽拷問でなく、拷問シーンも一つ一つ意味があって、今まで弟が殺してきた子供達の痛みを1日1日くだしていく。
途中途中で娘との思い出シーンも入るから、エグいシーンなのにちょっと泣きそうになった。
何も悪くない抵抗も出来ない子供達をレイプしたり逃げれないように膝を砕いて殺しておいて、自分は命乞いするなんて。捕まっても禁固刑、死刑でも苦しまずに死なせるなんて…まぁ遺族は納得出来ないよね。
最後に出てくる娘の幽霊?が自分がされた事を分かってないような感じで、そこが少し救いだった。
エンドロールでは実際に子供が被害者になった事件とその判決の文が出てくる。
どんな事件もそうだけど、例え残忍な事件でも加害者が受ける刑は殺された人が受けた苦しみには値しない。その事を改めて考えさせられる作品だった。