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拷問男のroramのレビュー・感想・評価

拷問男(2012年製作の映画)
2.7
原題:Daddy's Little Girl

作品の意図とはずれているようなインパクト重視の相変わらずな邦題。。
娘死亡というのは、あくまで拷問のためのきっかけに過ぎないプロットなので、これまでの楽しい思い出をダイジェストに見せるも、開始早々に娘が亡くなってしまいます。
あまりに早々なので、全く悲しい気持ちになれず最後まで感情移入ができないのが残念でした。
娘との思い出をもっと見せて中盤くらいで死亡、からの拷問であればもっと入り込めたような気がします。
あと犯人の殺人動機もなんじゃそれっていう、、

かといって(一応ビジュアル的に)メインであろう拷問も、こういうのを見慣れてる身からすると非常に中途半端。
主人公が徹底的に色々調べて実行するものの、ビジュアル的にあまりインパクトが無い。
もっと客観的に見ても苦痛そうなやり方あるだろうって感じ。

あとやはり拷問される部位はどうしても作り物感を感じてしまい、演出的にもダメージを与える(作り物の)部分だけをアップにしがち、という意図がくみ取れてしまい、所詮撮影だなと、萎えてしまいました。

劇伴でところどころ流れる悲しげな恐らくメインテーマ?がよかったです。
最初の部分がインターステラーのそれとコード進行や雰囲気が酷似していて、インターステラーのメインテーマ好きとしてはよかったところ。

(20240501_アマプラ)
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