一家惨殺事件が発生した町で、その家族の生き残りである女子高生が行方をくらませた。同じ町で、ある夫婦の夫が行方不明になって数日、別人のようになって帰ってくる。事件を取材するジャーナリスト、ジャーナリストが出会った少年、女子高生、夫。彼らの関係性を軸に、町はどんどんと思わぬ事態へと変わって行く…というストーリー。
どうやら賛否両論のある作品みたいだが、話の整合性が非常にうまく取れているし、発展性のある思考を持ち合わせた人間という生き物をちゃんと真正面から考えるきっかけになる作品のような気がする。
ラストも、主題を踏まえれば、思いもつかなかったけれど、合点のいく面白いラスト。