数日にわたって行方がわからなくなっていた夫・真治が、まるで別人のように優しくなって帰ってきたことに戸惑う妻・鳴海。 それ以来、真治は毎日どこかへ散歩に出かけるようになる。同じ頃、町で一家惨殺事件が発生し、不穏な空気が町中を覆う中、鳴海は真治から「地球を侵略しに来た」という衝撃的な告白を受ける——。
映画「散歩する侵略者」は、劇団イキウメの同名の舞台演目が原作。
舞台は年に10回弱観劇に行く程度だが、映画とはまた違った中毒性を持っていて、見応えがある。
演劇は舞台演出と芝居ありきで作られているため、映画化したときに、そのままではハマらない事が多いと思う。例えば、宇宙人を自称する男の子とライターの桜井が出会う場面など、舞台なら笑わせに来るはずのシーンをすんなり流したりしていた。
劇団イキウメの舞台は、セットを何種類も切り替える、大がかりな演目が多いのかもしれない。セットを1つに固定している舞台よりは映像化しやすいと思うけど…。
舞台で観たら、もっと面白いんだろうか。