とろろそば

散歩する侵略者のとろろそばのレビュー・感想・評価

散歩する侵略者(2017年製作の映画)
2.5
概念を奪って人間を理解したのち、侵略しようとする宇宙人と、その宇宙人に乗っ取られて帰ってきた夫の妻の話

最初の場面に出てきた家の外観が普通なんだけど不気味でなんか嫌な感じ
これはホラーなの?SFなの?なテンションで見て行くとどちらでもないと気づく
あらこれラブストーリーなのかも!

概念を奪う、つまりその人の物事に対する考え方を奪うわけで、その人が奪われるものに対してどう思っているかで、奪われた後、幸せになれる人もいて、人間って難しく考えすぎて知らないうちに縛られて生きてるんだなぁって感じるのがひとつ




愛という概念が鍵となるんですが、その概念を奪われた時、「なんだ、なんも変わんない」という成美
確かに、愛って別に無くても自分は損しないし、なんも不自由ない、生きていける。
けど愛があると、全てが幸せに見えるし、なんだか壊すのがもったいなくて、大切で守りたくなる

人間は言葉に頼りすぎて、分かりにくい。と宇宙人が言ってたけど、言葉に頼れないからこそ伝わりにくい「愛」が成美の愛で伝わって、それが地球を救う
私は人間だし、愛されたいし、愛したいなぁとなんだか結局ほっこりする
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