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ターシャ・テューダー 静かな水の物語のmのレビュー・感想・評価

5.0
絵本作家であり園芸家でもあるターシャ・テューダーのドキュメンタリー映画。穏やかで慎ましい生活を好み、自然や動物・家族を愛し、絵を描いて、言葉を紡ぐ。自分の好きな服を着て、裸足で庭を歩き、お気に入りのティーカップでティータイム。ロウソクやケーキ・リンゴジュースも手作り。絵本の世界にいるようなターシャ・テューダーの生活。でも、ただ美しいだけではない。豊かな生活の裏には、彼女の強い意思と忍耐力があった。地に足がついているのに、足取りは軽やか。自由で、したたかで、しなやか。とにかく自分の気持ちに正直に生きている彼女だからこそ、心惹かれるのだと思う。「人生は短いんだから不幸になっている暇なんてない」低コストで人を雇い、モノを大量生産している時代だからこそ、ターシャ・テューダの言葉を聞いてほしい。目まぐるしく変わる世界に翻弄されないで。本当に大切なものを見失わないで。自分の胸に手を当てて聞いてみて。いつか終わってしまう生だからこそ、ターシャ・テューダのように自分の幸せを自分で掴まなくちゃ。コーギー可愛すぎ☆5!
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