カリー

博奕打ち外伝のカリーのレビュー・感想・評価

博奕打ち外伝(1972年製作の映画)
4.7
豪華キャストだけどそれぞれの役のバランスが良く、いい意味で作品が役者負けしていない。鶴田浩二、菅原文太、伊吹吾郎が三兄弟なんて最高すぎ。
親と子、兄弟、それぞれが任侠道の筋を通す様は数ある任侠映画の中でもずば抜けてかっこいい!
また単なるヒーロー対悪という描かれ方ではなく、敵対する者にもそれぞれの仁義があり、どっちが善でどっちが悪という訳ではないところがこの作品の面白いポイント。
松方弘樹演じる滝がこれまたやっかいな奴なんだけど、それもまた親分への忠義があってのことで。涙ぐみながら「知っとるとは親分、あんたちゅうわしが惚れた男だけたい。」というシーンは思わず胸が熱くなる。
ラストも変に長々と斬り合いがなくて良し。
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