犯人です

夜は短し歩けよ乙女の犯人ですのレビュー・感想・評価

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)
3.7
【あらすじ】
クラブの後輩である“黒髪の乙女”に恋心を抱く“先輩”は、「なるべく彼女の目に留まる」略してナカメ作戦を実行する。春の先斗町に夏の古本市、秋の学園祭と彼女の姿を追い求めるが、季節はどんどん過ぎていくのに外堀を埋めるばかりで進展させられない。さらに彼は、仲間たちによる珍事件に巻き込まれ……。(Yahoo映画参照)

『良い点』
・アニメにしかできない表現
・見た後に行動したくなる

『悪い点』
・話を詰め込みすぎた


(まとめ)
四畳半タイムマシーンブルースを見てから時々くる個人的なアニメブーム真っ只中。
四畳半神話体系も同時視聴しながら見た今作品。
原作では春夏秋冬の4つのエピソードで構成されており、映画だとまとめて一夜の出来事として描かれています🎬
なので、90分という短い時間で全てのエピソードを網羅するのは結構無理があります😭😭
無理がありながらも上手いことまとめたなという印象。
そもそも、湯浅監督作品はカオスで独特な世界観なので詰め込んでも違和感がないのかも(笑)
本当にジェットコースターの様な話の展開‼︎
正直詰め込み方や世界観は好き嫌い別れます。
個人的にはTVシリーズか長尺でじっくりやって欲しかったですがこれはこれで面白かったです👍👍
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世界観についてはアニメの利点を最大限に活かしています。
実写では再現することができないであろう色彩豊かで非現実的な映像表現。今作はその様な表現が多用されています。なんか薬物やってる人の見えてる映像みたいでクセがすごい‼︎
原作のクセと湯浅監督のクセが良い具合にマッチしていて良かったです😆😆
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今作品のヒロインはめちゃくちゃ行動力があります。その影響で周りの人々の青春を取り戻していく。そしてこの映画の視聴者も見た後に外に出て飲み歩く・交流・散歩といった何かアクションを起こしたくなります!
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前衛的なアニメ映画に抵抗がない人はとても面白い作品だと思います👍
苦手だとしても物語ではなく、アニメーションや言葉の表現に注目して鑑賞してみたら新しい発見があるかもしれません。
まさに「この映画に出逢ったのも何かのご縁」なのかも…