このストーリーを2時間でまとめるのは難しかったか…と思ってしまいます。映像についてもこれまでのジブリの作品のどこかで見たことがあるような場面が多く、よく言えばジブリのオマージュ、悪く言えばオリジナリティがないとも言えてしまいます。えらくあっさりと魔法の世界を行き来するので、未知の世界に突入するというワクワク感もなく、メアリとピーターとの距離が縮まる流れもなんだか違和感を感じてしまいます。ファンタジー、恋愛要素、少しのミステリー、最新の映像技術を駆使したアクションなど全てが今作品には詰まっていますが、どれもが消化不良で終わってる印象です。
どうしてもこれまでのジブリ作品と比較されることは避けられないので、その重圧ははかりしれないと思いますが、その重圧をはね飛ばすような今後の作品に期待しています。
