ユウジ

いぬやしきのユウジのレビュー・感想・評価

いぬやしき(2018年製作の映画)
3.5
原作未読のアニメ途中までの知識。
前情報なしで視聴。

ある日突然強大な力を手にし、一時の感情で事件を犯すが、その事件の影響に自暴自棄になり、暴走する少年をしがない中年おじさんが止めようとする話。

2時間という尺の中では上手くまとめていたと思うのだが、突然な展開やキャラクターの心情等作品としての深みは表現しきれていなかったと見受けられた。
ただ起承転結の起部分、父親として人間としての居心地の悪さは妙にリアルでとても胸を苦しめられた…家族め…どうか良い方向に進んでくれと…

ロボットの構造上仕方ないが肌を動かすのには、生生しさがありちょっち気持ち悪いかった。ただメカ部分のこだわりっぷりが凄い。奥先生の画風そのまま出てきたみたいな。あれは変態の域。

アニメの小日向文世さんのハマり具合に、実写化と聴いた時はなぜ変えたんだと疑問でしかなかったが、木梨憲武さんの動きや哀愁がアニメで見た弱々しさそのままだったので満足なキャスティング。
佐藤健さんに関してはアニメよりも獅子神さがあって好きでした。
なんか分からんけど、10代に見えるし笑
ダークヒーローって表現は何か違う気がするけども、ネット民画面越し殺人はスカッとしたかな。新鮮な佐藤健さんでした。

空中戦を売りにしてて確かに凄かったけど、個人的には肉弾戦の方が見応えがあった。
後半はご都合展開なものの、ヒーロー映画って感じでありだと思いました。


GANTZは読んだものの、いぬやしきはまだ見られてないので漫画を読みたくなりました。
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