後半になればなるほどマーゴット・ロビーの演技に引き込まれる。みんながトーニャのこと嫌いってわかっているけど疑いを晴らしたい。ライバルに勝ちたい。クソみたいな人間性ではなく、演技だけをスケート技術だけを見てほしい。事件後どんどん追い詰められ、いろんな気持ちが複雑に絡み合っていく様子が見事に表現されている。まじですごい役者。
学校行かずスケートしてきた彼女からスケートを取ってしまったら何も残らない。それを必死に訴える彼女の正直な叫びは聞いてもらえなかった。
ボクシングで殴られ、リングに血を吐く最後の最後のシーン。トーニャの壮絶な人生がその血で表現されている。血を苦しみを、全て見せていく彼女の精神性、、、
いい映画でした。