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マイ・ビューティフル・デイズのりのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

とりあえず1番に言うべきは、ぺらいあらすじ誰が書いたんだよ何を見たんだ?という文句に尽きる


ビリーは行動障害じゃなく、人の気持ちを機敏に察して行動できるだけなのでは?
理性も立場も考慮しなければ誰しもがビリーのような行動をすべきだろうし、それが自分の心に素直に生きていく姿なんだろうな
しかしそれが不可能なのが大人であり、更には人間として外面だけ体良くこなす浅い人間の方が器用と認識され世の中上手く渡れるという不条理さを表す(ギレンホール主演の『雨の日は君を会えない、晴れた日は君を想う』にも登場したような)人間が登場することでより際立つ、レイチェルの不器用さ
愚直な程真っ直ぐなビリーの様子に
先生として、女性として、大人として、独身として、少女として、1人の人間でありつつも各場面と相手に適した役割を演じなければいけないレイチェルは人間らしくて素敵だよ、、

母親のことは舞台上の1人の人間として夢中になって見れたのにも関わらず、ビリーはそう見えない(ように抑え込んでる)のは、“母と娘“と“教師と生徒”だからだもんね、、


帰りがけの車内で笑顔を消して目線を逸らしたティモシーには胸が苦しくなったけど、
「渡したいものが
夕食食べてない
きっと空腹だと思って」
って言って自販機で買ったであろうスナック菓子を笑顔で渡してくれたティモシーにも、
何の下心も無く上着を貸してくれて核心を尽く話を聞いてくれるティモシーにも、
いやそもそも元の顔のアンニュイさはありつつ色気のない男子高校生役のティモシーに胸が苦しくさせられました‼︎ありがとうございます‼︎‼︎
り