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ネルーダ 大いなる愛の逃亡者の666のレビュー・感想・評価

3.6
イルポスティーノの題材になった詩人で政治家のパブロネルーダ、政治犯としてガエル演じる警察官ペルショノーに追って追われるある期間の話。

詩を詠むようなガエルの語りで進む、逃亡しながら詩を書き続けるネルーダにとって自分を追う警官の存在を感じたく、追う警官もまたネルーダの存在を感じてる。
真実と虚構が混じるような表現、
音楽も不安定な感じが良し。

題材も表現も嫌いじゃないし、全体的になんか良さそうな雰囲気なんだけど、何故かずっと引っ掛かれなくて、心奪われそうな映像に空振り感、、、。
横分け口ひげガエルを堪能するのみ。


「NO」が好き過ぎたパブロラライン監督、ハレーションの効いた淡い映像健在だったけど、「NO」の荒い画質の方が私にはキマる。
抑揚あまり無く淡々と進む感じは好き、
何故ハマらなかったのか、、
「NO」好き過ぎて、観るのが楽しみ過ぎたからなのか、、
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