この映画を星で評価してと言われて、
果たして何点であらわせば正解なのか。
映画中、誰にも同情できずに、
やり場のない思いに打ち拉がれる。
苦いような、悔しいような、悲しいような?
あれ、同情してないんじゃなかった?
じゃあ私は誰目線で観てたわけ?
果たしてどこからこの感情が湧くのだろう?
加害者の彼?それとも死んでしまった彼?
それとも親かしら。
大人になって初めてこうやって向き合うが、
いじめってどこまでも苦しい。
学校でいじめはダメだねっていう
授業をした記憶はあるが、
あんな胸糞悪かったっけ。
どこまでもホンモノっぽくて気持ち悪かった。
いい意味で。
とりあえず映画として、
ものすごく好みのタイプの演出、音響の使い方で、
ゾッとするほど素晴らしいと思った。
同じ監督の作品、是非観てみたい。
なにより愛する出町座で観れてよかった。