MoonFumiki

許された子どもたちのMoonFumikiのレビュー・感想・評価

許された子どもたち(2019年製作の映画)
4.0
この映画を星で評価してと言われて、
果たして何点であらわせば正解なのか。


映画中、誰にも同情できずに、
やり場のない思いに打ち拉がれる。

苦いような、悔しいような、悲しいような?
あれ、同情してないんじゃなかった?
じゃあ私は誰目線で観てたわけ?

果たしてどこからこの感情が湧くのだろう?
加害者の彼?それとも死んでしまった彼?
それとも親かしら。

大人になって初めてこうやって向き合うが、
いじめってどこまでも苦しい。

学校でいじめはダメだねっていう
授業をした記憶はあるが、
あんな胸糞悪かったっけ。

どこまでもホンモノっぽくて気持ち悪かった。
いい意味で。


とりあえず映画として、
ものすごく好みのタイプの演出、音響の使い方で、
ゾッとするほど素晴らしいと思った。
同じ監督の作品、是非観てみたい。

なにより愛する出町座で観れてよかった。
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