甲冑

トニー・コンラッド:完全なる今の甲冑のレビュー・感想・評価

4.0
(メモ)
・音楽家という域を超えてかなりメディア・アートな事もしていた事。
・ミシェル・フーコーやマイク・ケリー、スティーブ・アルビニと関わっていた事。
・「Outside the Dream Syndicate」にはラ・モンテ・ヤングから離れたい、という意味合いで「Outside」との事。幻覚剤に頼らない覚醒探求などアンチ・ヤング。
・Faustとの演奏シーンがかなりかっこいい。
・ヤングが初期音源の権利独占。ジム・オルークがどこからか永久音楽劇場の音源を入手しリリース。それに対し、27枚にも及ぶ抗議文とかなりの確執。
・数学、西洋音楽の否定。アンチ・ピタゴラス。

ヴァイオリン奏法
・ビブラートはしない・指は固定する・独特の持ち方をする


なぜ永久音楽劇場みたいな事をしようとしたのか・インドのラーガなどの影響・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド サウンドへの影響(「毛皮のヴィーナス」や「ヘロイン」など)、どうやってFaustと出会ったのか。なぜ彼らと録音することになったのか、その辺も知りたかった。しかしええ嫁さんももろてアートでええ大学の教授になって、かなりリア充な人生かと。資料的価値も高いし望・ソフト化。
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