これくらい物語がなくって削ぎ落とされた方が個人的にはかえって伝わりやすかった。対人話し言葉と本心の間、無秩序な外界と内面の間のちょっと言語化しにくい部分など…自分ごときが感じた事と監督は違う意図で作っ>>続きを読む
『夜ごとの夢』と同じ1933年作のサイレント、伴奏付き上映(ヌーヴォさん・国立映画アーカイブさんに感謝)。立場が守られる男性に対し身を売ってでも働かざるを得ない女性の受難。今で言う母子家庭やヤングケア>>続きを読む
風邪かコロナに加えメンタルも鬱々しくて重ためのを観たくなり、アンドレイさんの中でも特に好きなこれを再見。時間もあったので関連本も一緒に読んだらめっちゃ解像度あがった(というか今まで理解できてなさすぎた>>続きを読む
泉鏡花といえばの小村雪岱先生の展示(よかった…)に行ったら、終盤にこちらが流されていて美術考証をされていたとの事でそれは知らなんだと鑑賞。美術監督でなく考証というのがどういう関わりかは分からんがセット>>続きを読む
2026/02/27 ピアノ~ヴォ vol.18
映画館で伴奏付きでありがたや(紀伊國屋版のDVDだと思うけどええ仕事してますな)。内容は大半忘れていたのでまた楽しめた。サイレントは仰々しさがハマらな>>続きを読む
前にすすめてもらっていたけど安く手に入ってようやっと。過去や背景を語る事もなく、徹底した匿名性のもとただ走り存在する彼ら。ヘルマンとゲイリー・カーツの特典コメンタリーも聞いたけど大多数の映画制作で注力>>続きを読む
「乗り越えてみせる、世俗も肉欲も」には笑ったが、最後そいやこの人その肉欲由来で人殺してPTSD発症してて本人的には深刻な問題やったんやな…と。地球救いたいという崇高な理念と同レベルで美女に人生振り回さ>>続きを読む
『ギターはもう聞こえない』の変奏的・ダメ中年男性版みたいな?キメ切らない撮り方や空気感、モノクロがやはりよい。ギター〜の放尿同様、生理中一緒にトイレINも愛が深い。ジョン・ケイルがこれのためのサントラ>>続きを読む
FMアインハイトに彼女が前衛モヒのクリスチーネF、パーツ屋バロウズに鉄叩き集団の教祖ジェネP…これだけ出されたらロートルサブカルは無条件降伏するしかない。要するに80年代童貞が見たら翌日からサイキック>>続きを読む
仏語の先生なのにあまりにも映画は英会話・語学テキスト的(月刊ホンサンス①はそういう括り?)。ユペールは事ある度に「その時にどう感じた?」「なぜ幸せと思った?」などと問う。そのシンプル英会話はそのうち段>>続きを読む
気になって調べたら加瀬亮の読んでいる本は吉田健一の『時間』という小説だそう。監督から「本を3冊持ってきて欲しい」と言われたうちの一冊でこの作品のテーマである時間と奇妙な一致があり、その偶然やリニアでな>>続きを読む
見どころは色々あるけれどキリスト教信仰が強い南部では苦難の多い当時、神は人類を救ってくれるものなのか、他力ではなく意思の力が大切なのか、そういう葛藤があったのではないかと感じさせられた。意外とブレッソ>>続きを読む
実際の選挙のタイミングで公開され話題だったが見逃しておりヌーヴォXへ。保守/リベラル、キリスト教/イスラーム、民主主義/汚職、共存/テロリズムなどの対立項を2時間によう詰め込みましたね…という感じだが>>続きを読む
全く存じ上げてなかったが美術批評家・作家・思想家など多岐な分野で活躍されていた方との事で、日々の物の視点から地上の資源が資本家の手に委ねられている事を憂いたりと今日も左翼界隈でなされている論点について>>続きを読む
監督は写真家でもあるようでモノクロの詩情のある映像がチェット・ベイカーの音楽に溶け込んで良い塩梅。歳いってもちょいワルおやじというか常に女性を侍らせる渋メンベイカーは自分には眩しすぎたが、ゲットロスト>>続きを読む
専門家の意見でもパレスチナ・イスラエル戦争はもはや宗教戦争ではなくネタニヤフの保身のため、という見方をよく目にするようになった。ネタニヤフは収賄・詐欺・背任といった容疑で起訴されており、権力を失えば有>>続きを読む
普段あまり触れる事のできない中国農村部のドキュメンタリー。かなり人生ハードモード貧困層のおじいちゃんの毛沢東の土地改革法によって地主と立場が入れ替わってざまぁとなった話や、いまだに部屋には肖像写真が貼>>続きを読む
入れ子っぽくも仕上げられていた1・2からついに現実の2人を登場させるという、何だか他に類を見ないトリロジー展開で最初何の前情報もなく見た時結構驚いた。前作もそうだけど特にドラマ仕立てにせず、唐突に二人>>続きを読む
何のフリもなく転生したかのようにディナーラ・ドルカーロワが出てきて、また二人の掛け合いが続くだけでも嬉しくなる。今まで何となくロシアという感じで観てたけどスーチャンというモスクワよりも全然日本から近い>>続きを読む
『クール・ランニング』の主題歌と若い頃名盤ガイドによく載ってた『In Concert Best Of』を聴いてたくらいの素人だけど、昔なぜか親戚のおじさんに勧められた記憶があって観たかったので有給チャ>>続きを読む
デニス・ホッパーがメガホンを取っているだけあって良い具合に狂っている。欲の皮が突っ張った人間ばかりで清々しい。ワルほどモテるつーか、流れ者で時に凶暴すぎなドン・ジョンソン、そしてピンクのキャデラックを>>続きを読む
1940年代の小説かららしく色々心の機微が描かれていてそちらも面白そう。てっきり女性だと思ってたら男性作家だった。現代調整してあるとはいえ30年代にしてトリノはすでにお洒落でお洋服や雰囲気がよろしいで>>続きを読む
トーマス・マンの『魔の山』然り、サナトリウムは生と死やら時間軸の感覚を狂わせてしまう磁場なのだろうか。ブルーノ・シュルツも読んだことはないしまぁ全然分からなかったが、夜中の人が少ないシネ・ヌーヴォで浸>>続きを読む
二人の若い監督同士で作っているせいかやユーモアや会話のやり取りがよろしかった。と同時に今の韓国の若い世代がかかえる抑圧やメディアの捉え方も感じられて観れてよかった。新作はこれしか観れなかったけど日韓「>>続きを読む
ぐちゃぐちゃ言ったり、婆さんと掛け合いしてるデコさんやっぱりうまい。妾同士の楽しそうな小旅行に変な手品してる十朱久雄、ジェットコースター、淡島千景とのタイマン、事なかれ主義が最高な森雅之、など見どころ>>続きを読む
井手俊郎オリジナルものだけど結構監督が改変したよう。これも普通に面白いけど本来こうしたかったって別シナリオを『成瀬巳喜男演出術』という本で出手さんが語っててそっちも観たかった。加藤大介コックは出ただけ>>続きを読む