「B級を脱しているサメ映画」
ケージダイブというネタを使った「ケージダイブ」という作品が酷かったので、本作も期待せずに観たら、よく出来たサメ映画だった。
ケージをうまく使った展開や画になじみの良いCGのサメも良いポイント。大型のホホジロザメを優雅にゆっくり動いているのを見せるシーンもあって◯
姉が上下左右見通せない中で泳いでる恐怖を、姉の一人称視点で撮る演出も個人的に好き。結構ドキドキ感強かった。
サメががっつり食いつくシーンが少ないなーと思っていたら最後は見せ場を作っていて良かった。噛まれたら目潰し!これ大事。
オチも個人的には悪くないと思う。
気になったのはダイビング経験がほとんどないはずの姉が、水中であそこまで冷静にいれたり、機材の扱いに慣れているのが不自然だったところ。
かなりヤバイ状況なのに中盤まではなぜかヤバさをあまり感じず、空気感というか漂う雰囲気が重くなくて、ドキドキハラハラというより助かるんでしょ感が強くてちょっと退屈した。じわじわと加速していくような恐怖感はなかった。
ダイビング経験者だともっと怖く感じるのか?はたまた、よりアラが目立つのか? 星3.5