シュンギク

仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦のシュンギクのレビュー・感想・評価

2.0
支離滅裂な展開、テレビシリーズと乖離したキャラクター、迫力のない間延びしたダラッとしたアクションで、毎年おなじみの春の東映特撮映画。部分的に光るところはあったものの、やはりまあいつもの出来。


ストーリーは正直褒めるところはない。だがエグゼイドの主幹にあるドクターとしてのドラマはそれほど悪くなかった。そこが悪くないだけにいつもなら諦めているようなツッコミどころに惜しさを感じてしまう。


金田監督によるアクション演出は、時折「お、すげぇぞ?」と思わせるカットがいくつも見られたが、変身や見栄を切るシーンや必殺技など“キメ”のカットがとてつもなく弱い。
乱戦もだらーっとしてて戦闘シーンはやはり退屈。
多数のヒーローが出てくるのにどれもカッコよく見えないのは大問題。貴利矢やアマゾンズはもっとどうにかならなかったのか。アマゾンネオは初お披露目だというのに。
各ギミックの音声の省略や音量のバランスも変。何と言ってるのか聞き取れない箇所も多く、セイザブラスターやガシャットが魅力的に映ってなかった。

懐かしのオリジナルキャスト多数登場もただ出てきてテレビシリーズで印象的なセリフを言わせてるだけでイマイチ。最後の再登場はマジで何の意味があったのか。
正直フィーチャーされた意味もいた必要性も感じなかったが、アムに関しては色々な表情を見せてくれて可愛くて最高。...こういうことを書いてしまうくらい本編に魅力が......。