すごかった78点
今年220本目
実は2年くらい前に評判を聞いて観ようとしたけど、あまりの静けさとスローテンポさに(+疲れもあったのかな)開始30分で寝落ちしてしまった作品
満を持してリベンジ
今回は最後まで1fたりとも見逃さず鑑賞w(まばたきはノーカン)
不慮の事故で亡くなった男性が幽霊になって妻をただただ見守る、というお話
死後の姿がまんまシーツをかぶったゴースト👻なのがなんともシュール
CGでも合成でもなく、ちゃんとそこにいるのが視聴者だけには分かるシュールさ
それ以上の演出は不要ってことなんでしょうね
舞台っぽいな、と思って見てました
見た目は実在感あり過ぎるのに軽率にポルターガイストを起こしたりする
気持ちはわかるけどかわいそうだからやめたれよw
中盤以降、ある物に執着して手に入れようと行動するんですが、なんかもうかわいいw
全体的に悲壮感はあるんだけどね
そして本作のもう1つの大きな特徴が時間の流れの描き方
あるシーンはこれでもかってくらい長回ししたり、またあるシーンは1カットごとに年単位で時間が進んだり、ゴーストにとって時間は一定ではないらしい
後半で大きな変化を迎えるんだけど、何か大きなテーマが隠されているようにも見えるし、本当に何も無いようにも見える
他の人のレビューでは壮大なドラマと言う人もいれば、量子宇宙を描いたSFだと言う人もいるし、哲学的思想を描いているという考察も見付かる
観る人によってこれだけ受け取り方が違うのもこの作品の魅力ですね
単なるホラーでないことは確か