ティミー

ワイルドライフのティミーのレビュー・感想・評価

ワイルドライフ(2018年製作の映画)
3.7
昨日は filmarksさんの
試写会に当てていただき
さんの試写室で
2019.7.5公開のワイルドライフ を鑑賞。
filmarksさん
kinofilmsさん
ありがとうございました。
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『スイス・アーミー・マン』
で主役のハンクを務めた
(あの死体じゃないほうねw)
ポールダノ の初監督作品。
脚本はポールの恋人のゾーイカザン
そして演技がピカイチの
ジェイクギレンホール に
“ライアン・ゴズリング”主演の
『ドライブ』での名シーン、
エレベーターキスがたまらなかった
キャリーマリガン が出演。
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ジェイクは出演した作品が
今年の6,7月に3作品も公開されるという
ジェイクファンにとってはたまらない
シーズン。
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さて作品ですが、何かを秘めた親子、夫婦の関係が静かに進んでいく。
そんな中、『ドライブ』で可愛さが先行していたキャリーマリガンが一皮も二皮も剥けた演技、表現力を魅せてくれます。
時に老けた?と思わせるほどの
表情は素晴らしい。
(その後の表情で老けたと思ったのは
間違いとわかりました)
そして息子役の
エドオクセンボールド くんが
ジェイクとキャリーの複雑になっていく両親の間で、時に弱々しく、時に強さを見せてくれ、苦悩と成長を上手く演じていく。
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作品の内容は決して派手さはありません。
むしろ『地味』という表現の方が合ってるのかもしれません。
けれども舞台となるモンタナという
土地柄を考えると地味で正解なんだと。
秀逸なのはポスターの構図と
ラストの構図の対比。
これはさすがに素晴らしいかった。
これこそがこの作品の深みだったと
思います。
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キノフィルムズさんの試写室は
小ぶりながらも大好きなシネマカリテのようだったし、手掛けた作品のポスターが所狭しと壁一面に張られていて
映画好きにはたまらない空間でした。
ティミー

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