ワイルドライフの作品情報・感想・評価

「ワイルドライフ」に投稿された感想・評価

処女作に作家のすべてが詰まっているのなら、ポール・ダノをこれから追っかけざるを得ない。
60年代、アメリカの片田舎に暮らす「家族」をめぐる小さな物語。

画面のバリエーションが多彩でドローンによる空撮やはやりの接写が目を引く。色彩のデジタル調整など、いまの技術の取り入れが果敢。反して、青みのペールトーンに統一され、水平垂直を意識して切り取ったであろうそれぞれのシーンはクラシカルで絵のように美しい。

大人の未熟さに振り回される子どもはたまったもんじゃないな、彼は一回ブチ切れて大人に一泡吹かせるくらいしてトントンだよ、などと思っていたらとても優しい大人な着地。なんとできたお子さんか、そしてわたしの狭量さよ…
主演の子がポール・ダノ本人に似てるので、自己投影なんだろうな。だとしたら超如才ないし、それを隠そうとしない自己肯定感もすがすがしい、見習いたい。創意工夫と聡明な優しさにやられました、劇場公開たのしみ。
RedApple

RedAppleの感想・評価

3.6
キャリーマリガンvsジェイクギレンホール?!
なんてレアな演技合戦!!
子役も負けてない、自然な困り顔で良かった。
ストーリーは…予告編以上のものはでてこなかったので少しがっかり。
@飛行機
Hayato

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飛行機の中で観れた、ラッキー

まったくあなた達は、、、
キャリーマリガンは裕福でも貧しくてもどこかに穴がぽっかり空いてるとしか思えないよう役ばっかりやし、ジェイクギレンホールは普段と狂気の差が激しいにもほどがあるし。勘弁してよ、お腹いっぱいですよ、もう。

ジェリーの失望も分かるし、いちいちジーンの言葉が痛いし、もう変わりきれない大人2人と違って少しずつ強くなっていくジョーが眩しい。

大人ならなんでも分かってるなんてあるわけないよね。前よりお酒が飲めなくなったりするだけだよ。
ななな

なななの感想・評価

3.8
親だって誰だっていくつになっても認められたい、そんな気持ちが人を動かし家族がバラバラになっていく。

父親を喜ばすためにするフットボール。
突然のリストラにプライドを捨てきれず選んだ山火事の仕事。
子と夫の帰りを待つ典型的な母親・妻が夫が去った後、四六時中たばこを吸い、派手になる。

きっと誰も悪くない。でも逃げ場のないジョーを見ているのが辛くて、”What’s going to happen to us?” この言葉が胸に刺さった。

セピアのような色合いの画面と自然の荒さが背景になることでドライな空気感が増す。繊細なカメラワークとで絶妙な間にすごく引き込まれた。
Reina

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4.0
お父さん子どもっぽいなと思ってたら、お母さんもやばかった。「女は働き出すとこうなる」とか言われそうだなあ。
淡々と流れでいくからこそ、ずーんとした後味、、
hirotau

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3.2
うーん、良さはあんまり分からなかったけど、最後の終わり方は好き。
Kota

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4.3
“これから僕達はどうなるの。”

ポール・ダノ初監督作品。これは凄い、久々に心が震えた。60年代ミネソタの田舎で暮らす三人家族の物語。父親(ジェイク・ギレンホール)と母親(キャリー・マリガン)、そして息子のジョー(エド・オクセンボールド)三人とも演技力が素晴らしく、更にその三人が切なくも最高に調和。

ありふれた家族のありふれた日常が、ちょっとしたキッカケで壊れていく、その事も含めてありふれている物語。何が素晴らしいかってそのありふれた物語が役者の演技と天才的なカメラワークにより唯一の物語になる事。誰かの親である人、そして誰かの子供である人、つまりこの世の全ての人はこの物語に深く共感するはず。親だって子供だって結局は一人の人間であるという事。誰もが共感できるテーマだからこそカメラはジョーの顔だけを映していても、そこで何が起きて、どんな気持ちなのかが分かる。少なくとも自分は分かった。

ラストシーンはそれぞれが本当に“いい顔”をしていて何度も繰り返し見たほど。自分がジョーの立場であったら、涙が枯れるほど泣いていると思う。タイトルの通り、人生というものを脚色なく野生のまま切り取ったような素晴らしい作品だった。ポール・ダノの才能がすごいよ。
Ryota

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3.4
崩壊する家族の狭間に立ちすくむ息子の視点から紡がれていくはなし。アメリカのモンタナは自分の大好きな場所で、それは堪能したのだけど、ちょっと映画が多分繊細すぎたので笑 あんまし個人的に良さはわからなかったなー。もう少しメリハリをつけてもよかった気はする。
Konaka

Konakaの感想・評価

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ビジュアル完璧、ジェイクとキャリーマリガンとか私得すぎる

基本話が地味なのもあって字幕なしで全然理解できてないので、ちゃんと公開されてからもう一度観たいな
natsumi

natsumiの感想・評価

4.1
ポールダノ初監督作品。そんなに期待してなかったんだけど、地味なんだけど、すごく良かった。見終わった直後は何が良かったも分からず、ただ良い映画観たなぁという気分。自分の両親はジョーと違いまだまだラブラブなのに何故か凄く共感できた。

家族崩壊の話しだけど、立ちすくむだけで何もできない息子目線だから余計に辛い。そんな彼の家族と正反対なのがバイト先の写真館の様々なお客様達とその笑顔。親が「自分の親」という役割以外の瞬間を垣間見た時のショック。親の偶像化されたイメージが崩れ、それがカタリストとなり自分の中で何かが変わったと思っても理想的な両親のイメージを振りほどけない。その展開からの写真館のエンディングが良い。ジェイクギレンホールは怒る演技させたら天下一品なんだけど、そのシーン以外は出番も少なくて普通。代わりに夫から解放された途端に少女っぽさを出すキャリーマリガンとデフォルトの表情からして不安そうなエドオクセンボールドがとっても良かった。
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