ワイルドライフの作品情報・感想・評価・動画配信

「ワイルドライフ」に投稿された感想・評価

1960年代、モンタナ州の田舎町に移り住んで慎ましく暮らすジョーと両親の3人家族。ある日、突如父親が職場を解雇され、さらに山火事消化の危険な出稼ぎ仕事へ行ってしまう…

ポール・ダノが好きで、その彼が原作に惚れ込んで映画化した監督デビュー作ということで公開時に劇場でも鑑賞した。

壊れゆく家族の姿を14歳の息子の心情を通して静かに描く、切なくも優しい物語。

大きな事件が起きるわけではない。
父の失業・転職を機に、少しずつ離れていく両親の距離とそれを横で見守るしかできない少年が悩み苦しむ姿が淡々と描かれていく。

親といってもひとりの男であり女である。自分がやりたいことがあることも理解できる。
だが、現実の生活がある以上そちらを優先するのが普通で、大抵の場合は相手や家族のことを思い我慢して足元を見つめる。
人はそれを理性という。

だがそれができない未成熟な親もいる。
子どもであれば許される我がままも、大人がすれば身勝手に過ぎない。

Wildlifeは直訳すれば〝野生動物〟まるで本能のまま行動する両親を表しているかのようだ。そしてその姿を牙を剥き出し吠えるのではなく、極めて静かに映すところにこの監督のセンスの良さを感じる。

写真館で働き始めたジョーに店の主人が教える「幸せな瞬間を永遠に残すのが我々の仕事だ」の言葉が胸に響く。

ラストシーンは切なさの中に希望を見出したくなる終わり方で余韻を残す。

地味ではあったがポール・ダノの監督としての可能性に期待したくなる映画だった。


2019年12月劇場にて鑑賞した映画を動画配信にて再視聴。
naoズfirm

naoズfirmの感想・評価

3.5

軋轢🎬

ストーリーは幸せな暮らしを送っていた家族が父親の解雇をきっかけに崩壊していく姿を描いた作品でした。作品は家族が崩壊していく姿を息子のジョー視点と第三者視点から描いていました。同一フレーム内に収めたり、バラバラに映し出したりと魅せ方を変える事で感情や関係性を上手く映し出していました。親ガチャという言葉があるように子供は親を選べません。無責任な大人の事情で子供を不幸にするなら最初から産むなと個人的には思います。今作では家庭崩壊した後も何とか再生させようする息子の姿には心が痛くなりました。今作を観て所詮親も一人の人間であり、欠落している部分を補い支え合うのが家族だと思いました。
「男は子供、女はお姫様」の典型

どちらかのタガが外れて相手がそれに我慢できなければドミノ倒しのように崩れていく

そして息子が一番大人

映画としては味のある良い作品でした
kaichi

kaichiの感想・評価

4.5
すごく好き。

家族の物語り。

ジョーは写真館で、どんな気持ちで
幸せそうな家族たちが、
笑って撮る写真撮影を見ていたのだろう。

3人で囲む食卓が幸せであって欲しい。

例え少し形は変わっていても。
ちこ

ちこの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

静謐な映画と思ったら 意外や意外夫婦が壊れていく わたし最低の母親よねって そこは謝ってくれ〜 
妻側からすれば 私の気持ちをないがしろにして山火事ボランティアは生活力のない夫だし 夫は俺を信じてくれ でも妻を安心させるほどもなく、、14歳の息子には母の辛抱なさに歯痒いし、、これでは家族は元には戻らないんだろうな。
ぼくたち家族はどうなるの?にも わからないって、、まだ子供なのに、この返事 正直すぎる。
moli

moliの感想・評価

3.5
ポール・ダノ初監督作品。
1960年米モンタナ州の田舎町が舞台。仲睦まじかった夫婦が、夫の失業をきっかけにすれ違いはじめる。そんな両親を冷静に見つめる息子ジョーくん。

あぁすごくポールダノらしい雰囲気。静かで繊細で小さな狂気。
両親ともなかなかに不安定で息子の気持ちを考えない行動が目に余る、それに比べてジョーくんは強い!偉いよ…!
少し盛り上がりには欠けるので、ゆるりと楽しみたいとき向け。

ジャケにもなっているあのシーンは、構図も色味も素敵。

👇台題

幸せな家庭が崩壊していく様子を14歳の息子の姿を通して描く。

1960年代。父ジェリーと母ジャネットとともに、カナダとの国境にほど近いモンタナ州の田舎町に引っ越してきた14歳のジョー。ようやく生活が落ち着きだした矢先、ジェリーが働いていたゴルフ場をクビになってしまう。生活が苦しくなる中…。
三鷹

三鷹の感想・評価

3.7
贔屓のダノ君監督、ジェイク、好きなCマリガン。とても期待して観た。
舞台はモンタナ州の田舎、観光業も娯楽性もない地域で慎ましく暮らす家族。
父は真面目で少々頭が固いが家族を愛している。母はその夫を支えながら子育てと家事で家庭を守っている。14歳の息子は多感な時期だがとても両親思いの真面目な子である。
そんなどこにでもあるような風景がある日父のジェリーが仕事を解雇されたのをきっかけに崩れていく。

夫婦間の問題は当人同士で解決するなりしてもらえばと言う気持ちで観ていたけれど、いたたまれなくなるのは息子ジョーの思いを想像した時だ。
両親が目の前で不仲になっていくのをただ見ているしかないというのは14歳の少年にとってはさぞかし辛いことだろうし、ましてや母親の「女」の姿を見てしまうなんてどんな罰なんだ。
それでもジョーが家計のためにはじめた写真館でのアルバイトの仕事がだんだんと認められ、一人前の顔をのぞかせてくれる描写にはいっときの安心感を感じて、とにかく彼が幸せであればと願った。

ラストの写真館での家族の写真撮影でのぎこちないジェリーとジャネットの距離感と空気、それを埋めるジョーの存在がいつまでも余韻として残った作品。
子役の演技が凄い。ヴィジットの男の子だったとは…。振れ幅凄いな

このレビューはネタバレを含みます

ジェイクギレンホール。暗い系の話。
父が悪いのか母が悪いのか。
生きていくためにお金稼がないといけないから母は悪くない気がするけど、、、
雄大な自然の景色がとても良かった。
キャスト○END△虚無感○背景○
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