ドアノーの孫が語るドキュメンタリー。
突飛な芸術家ではなく、家族を愛するバランスのいい方で、フランス語も心地よくのんびりと観られた。
モノクロだけでなくカラーの写真もたくさん登場して、見ごたえがある。
庶民的で、自然な一瞬を捉えた作品は、天才がサクッと撮ったものかと思っていたが、イメージを作ってその場にモデルを立たせたり、人が来るのを狙って撮影したものだった。
やはりカメラは根気が要る。
できあがった写真は観る者をニヤリとさせたり、ハッピーにする。
撮りたいイメージの段階から、センスがいい…… これが天才なんだろうな。