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羅生門のyukiのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
4.0
黒澤明「人は或は此の映画について非常に乱暴な試みであるというかもしれません。が、しかし私はこう思うのです。どうも日本の映画界は一寸目新しい試みをすると、その危険性を指摘し、折角伸びようとする枝を切ろうとする傾向があるのではないでしょうか」
引用元:https://artexhibition.jp/topics/news/20200916-AEJ294640/

ここまで人間のエゴを鋭く描いたものは初めて見た。
映像的な美しさも評価されている作品だが、個人的には半壊している羅生門の恐ろしさ、美しさ、そして地獄を象徴するかのように降る雨の凄まじさが印象的。
地獄のような世界に生を受け、見ぐるみを剥がされる赤ん坊。捨てる神あれば拾う神あり。ラストようやく雨が上がる。
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