1950年の作品とは思えない画面の完成度
この頃からここまでかっこいいカットを表現することができたのか…
話の構成も、興味を引きやすいオーソドックスなものになっていて良かった
1つの事柄を複数人が…
羅生門のセット豪華だなー!
現代で撮ったら60分くらいになりそうな話を90分で。たっぷりとった“間“がいい。
太刀のきらめきとか、顔にかかる木の葉の影がゆらめくことで風を表すとか、光の入れ方が素…
芥川龍之介の短編「羅生門」と「藪の中」の
融合。
文学には文学にしかない良さがあり、
映画には映画にしかない良さがある。
原作が小説の映画作品は
そこが乖離していることがあるのだが、
もちろん本作は…
これがあの羅生門効果の元の映画!
昔国語で学んだ羅生門から派生したお話。
人間の醜さ、自分が都合の良いように生きればいいとそれだけなのか。
死者までもが自らの醜いプライドを護り続ける。
主観を…
この即物的な疾走感と狂気よ。過去作がフリだったかのように生き生きしている三船敏郎と、その主役を食う京マチ子の憑依。単純な構造ながら視点の違いで反復と差異を生み出し、且つ欲張らずに90分以内に収めた手…
>>続きを読む羅生門や検非違使の庭は映画館の比喩であり、現実の世界と表象=代行の芸術たる映画の間に必然的に生じてしまうズレを描きつつ、それと同時に「語り」による再現と映像による再現の質的差異についても明確な形で示…
>>続きを読む©KADOKAWA1950