羅生門の作品情報・感想・評価

「羅生門」に投稿された感想・評価

菩薩

菩薩の感想・評価

4.5
皆は六人育てるも七人育てるも同じだと赤児を連れて立ち去る志村喬に明日への、人類への希望を見出すのかもしれんが、俺はそんなんまったく思わんし、あの後志村喬は坊主から見えなくなったあたりで赤児をまた打捨て、そのおべべを引っぺがして立ち去って行くもんだと思っている。それがまぁはっきり言って人間社会の理だと思うし、残念ながら世の中はそういう風に自己中心的に生きていける奴らにはとっては天国らしいぞ。人を信じられない世の中は地獄だ、この映画語る真実はただそれだけ、世の中は地獄、それはこの映画が作られた当時も今もなんら変わっちゃ無いし、むしろ今の様に、「盛り」や「加工」の捏造文化が「いいね!」とされる昨今は更に加速してるんじゃ無いだろうか。人生楽しんだもん勝ち?うるせぇよボケ、人間は皆嘘をつく、そうして生きて、いつの間にか鬼すら超える。
マリコ

マリコの感想・評価

3.8
まさに真相は藪の中のお話。それぞれの当事者の言い分が食い違って困惑する。京マチ子が終盤で男二人に食って掛かるところが好き。あと三船敏郎が色っぽいです。
緑雨

緑雨の感想・評価

3.8
デジタル完全版にて再鑑賞。

回想のバージョンが変わっても、キャラの全く変わらない(変えられない)三船敏郎との対比で、京マチ子と森雅之のキャラクタが怪しく変容していく様が際立つ。

対比といえば、尋常でない雨量の豪雨に打たれるバカでかくてボロボロの羅生門(上田吉二郎がバリバリと羽目板を外すのが好き)、モノクロ映画であることを忘れさせられるほど鮮やかな木漏れ日に満ちた森の中、平板で人工的な画面設計で無機性を感じさせる検非違使のお白州、という三者三様の舞台設定が強い印象を残す。

だからなんなのよ、と言いたくなるようなしょうもない作劇と、それを象徴する志村喬の造型と役割のふらつき加減が残念だが。
嘘の上に嘘を重ねてたらいつか真実と同じ厚みになって区別がつかなくなる。
aymm

aymmの感想・評価

4.3
鳥肌が立つような役者陣の迫力のある演技に引き込まれる。
殺陣のシーンは本当に怪我しそうでヒヤヒヤして見入ってしまった。
他のレビューでも書かれているように確かにセリフは少し聞き取りづらい。けど大事なのはセリフ内容そのものではない気もする。
まるで舞台のような臨場感に魅了された。
のぶ

のぶの感想・評価

5.0
人間の、男と女の本質、狂気とか見栄とか、嘘と本当の話だからずっと古くならないんだろうし、画も綺麗で動きとかポーズもかっこよかったり必死過ぎておかしかったり、目が離せない!パーフェクト
nobuo

nobuoの感想・評価

3.9
芥川龍之介原作の時代劇ミステリー。
「羅生門」要素は少なくて、実際は「藪の中」。

最初は正直退屈だったけど、三船敏郎が登場してから一気に引き込まれた。やっぱり凄いな三船敏郎...
舞台設定は別にしても、「目撃者・複数の当事者それぞれで事件の証言が矛盾している」ってストーリーは現代でも通用する面白さ。

すっきり風の結末がとってつけたようで、逆にすっきりしないというジレンマを感じた...。
ひとつの犯罪が
4通りに描写される。
その食い違いっぷり。

証言するは盗賊と
殺され霊となった侍。
盗賊に犯された侍の妻。
そして見ていた木こり。

互いの言い分は
どれも真実味が薄く、
我が身を守り、
他人を欺くものばかり。

本当のことは何だろうって
考えさせられる。
絶対の真実なんてないのかと
考えさせられる。

真実は藪の中。
芥川の藪の中。
作品タイトルは羅生門。
タイトルは羅生門なんだよなぁ。

Wikiにはその理由が書かれているけれど、
それだって真実かしらん?

羅生門というタイトルに
もう少し違う意図が
あると思うのは
深読みしすぎかしらん?

門を背にし、
命を抱き抱え歩く志村さんに、
希望を感じるようになりたいな。

都合の良い嘘を正しいと思う。
人間というものはそういうもの。
改めて思うし、
それもまた真実だと思いたい。

まだ青さ残る三船敏郎と、
ブス可愛い真砂役の京マチ子。
モノクロゆえの美しい木漏れ日。
真砂の証言場面で流れる
和製「ラヴェルのボレロ」の旋律。

この作品は嫌いになれない。
みん

みんの感想・評価

3.5
音楽が面白い。この映画のために作られたオーケストラというのがよくわかる。わかりやすく風を表現してる音とか、男と男の真剣勝負でのボレロ風な音楽とかそれだけでも楽しめる。

音楽に大げさな身振り手振り、話し方が加わって歌舞伎とかミュージカルみたいな劇っぽさを感じました。太陽のギラギラ感やうるさい雨の音などの表現も感じやすくて、白黒であることがカラーの映画よりも不利だとは思えなくなる。
いぬ

いぬの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

羅生門っていうより藪の中

途中、女が語るパートのBGMで愛のむきだしのパンチラ撮影を連想してしまって1人で笑った
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