五月六夏

羅生門の五月六夏のレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
5.0
疑心暗鬼とはこの事だろうか。今見ても凄みが伝わる。現代も昔も人間の本質、悪行についての恐ろしさ(心無さへの悲しみ)や狂気といったテーマは廃れないのだなと痛感。モノクロなのに表情豊か過ぎる映像。光と影のコントラストが美しい。雨の羅生門の画は圧巻…刀で斬りかかる場面も、洗練された殺陣ではなくもっと泥臭い感じで妙にリアリティがあった。度肝抜かれる作品です。
五月六夏

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