なつそら

羅生門のなつそらのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
5.0
2014年5月5日鑑賞

「ごく当たり前の人間の本質・・・」

人間の本質を90分弱という短い中にたっぷりと詰め込まれた映画でした。すごい・・・

プライドのためにそれぞれが自分をよく見せようと嘘をつく。

自分が生きていくために嘘をつく。

偏見と思い込みで人を見る。蔑む。

どれもこれもがごく日常的な人間の本質

人間ってなんて汚いんだ?

そう感じて偽善者を装う自分もまた人間の本質。

反省し心を改め人を信じるという行為もまた本質。

最後の最後で救われたような気がする。



この映画が1951年のヴェネチア国際映画祭でグランプリを受賞した。
だから高い評価をつけているのか?
ひょっとしたら通ぶってのコメントなのか?

この映画を見てこのレビューを読んでなるほどと思ってくれたら私も救われる。
なつそら

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