あゆぞう

ママたちのあゆぞうのレビュー・感想・評価

ママたち(2015年製作の映画)
4.0
my FFF

アイダはパリに住むセネガル人の少女

家族をテーマに揺れ動く少女の魂が繊細に描かれている

アイダの澄んだ瞳と青い服がとても印象的

情感あふれる素敵な少女

深みのある手触りのよい絵…屋外のシーンがちょっと残念だったけど

(以下ネタバレ)

父が2ヶ月ぶりに帰ってくる
両親、兄、自分、家族4人の絵を描いて迎えようとするアイダ
女友達ふたりに髪とネイルをきれいにしてもらって迎えようとする母
媚薬が焚かれ、大はしゃぎする3人を見つめるアイダの黒い胸にはゴールドのネックレス
(少し長いのは母から譲り受けたものだからか、少女であることの象徴だろうか)
アイダが選んだイヤリングで耳を飾る母
ベッドでじゃれあうふたり
白いドレスに着替え、ブルーのリボンを腰に巻き窓辺で父を待つアイダ
ドアが開く
父とそれぞれとの抱擁
父のうしろには乳飲み子を抱いた若い女性
彼女は壁に貼られたアイダの絵を折り曲げるように部屋へ向かい、アイダへ人形をプレゼントする
夫婦の口論、母の嘆き、アイダの笛を取り上げる女、父と若い女だけの空間に漂う煙、人形を窓から投げ捨てるアイダ
朝食のテーブルには父と女とアイダ
遅れてやって来たアイダの兄はあっけらかんと若い女になつき女の料理に喜ぶ
女が笑い、それを見て笑う父
いたたまれずすがるようにひとりキッチンに立つ母を見るアイダだが母は気づかない
上機嫌の父に食べるよううながされ、ない交ぜの感情に突き動かされ料理に唾したアイダの頰に父の平手
乳飲み子を抱き上げ、エレベーターに乗り、ゴミ捨て場の段ボールに置き去りにするアイダ
駆けつけた母を見て泣きじゃくるアイダ
どうして、とその肩を揺さぶる母をなだめる女
よかったと乳飲み子の頭を撫でる母
家に戻ろうとエレベーターを待つアイダの眼に映るのはホッとした様子で語り合う母、父、女
家族の新しい形を受け容れるおだやかな決意をするアイダ
寝室、ベッドの上、膝に寝転がるアイダを撫でる母
パパは今もママが好き?
ええ、もちろんとこたえた母はお風呂へ
母の部屋に媚薬を焚き、自分の部屋へ向かうアイダ

(全部書いちゃった…もう見れないかもしれないから)
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