福福吉吉

劇場版 マジンガーZ / INFINITYの福福吉吉のレビュー・感想・評価

3.5
◆あらすじ◆
Dr.ヘルの世界征服の野望をマジンガーZとその仲間たちが打ち砕いてから10年後、科学者となった兜甲児は富士山の地中にあった巨大なマジンガーの顔から謎の少女リサに遭遇する。一方、時を同じくして復活したDr.ヘルは大量の機械獣で街を襲い始める。

◆感想◆
TVアニメの「マジンガーZ」の10年後という設定で、当時の主人公たちが成長した姿と再び襲いかかるDr.ヘルの軍団の画面を埋め尽くす物量戦術、そして、富士山に現れた巨大なマジンガーの正体などを盛り込んだ作品となっており、昔のマジンガーZを再放送で見た私にはとても懐かしく、楽しかったです。

ストーリーとしては、富士山に現れた巨大マジンガー「インフィニティ」の存在の謎とともにDr.ヘルとの戦いが並行して描かれており、インフィニティに関しては理解が難しかったですが、「インフィニティ使うと世界やばい」程度で考えて観てました。Dr.ヘルのストーリーは大量の機械獣とあしゅらなど幹部が襲いかかる展開は分かりやすくて良かったです。

ロボットのデザインがかなりカッコ良くて、現在に合わせてブラッシュアップされていました。昔のめっちゃカッコ悪い走り方していたマジンガーZも愛嬌あって良かったんですが、現代の若者には合わないかな。

人物のデザインは独特のものがあって最初は少し抵抗がありましたが、観ているうちに慣れました。ボスや博士などギャグ系のキャラクターは変わってなくて安心しました。個人的には「真マジンガー衝撃!Z編」(2009年TVアニメ)のように永井豪さんの描いたキャラクターに近いデザインが好きです。

本作の見どころはやはり戦闘シーンの圧倒的な迫力だと思います。マジンガーZが縦横無尽に機械獣を倒していく姿はやはり血がたぎります。何発打っても弾が切れないミサイルなども昔ながらのスーパーロボットな感じで良いです。

ラストは意外性の少ない展開でしたが、良い終わり方でした。

なかなか面白かったと思います。

鑑賞日:2024年2月13日
鑑賞方法:BS12トゥエルビ
(録画日:2023年5月14日)
福福吉吉

福福吉吉